
佐賀大学医学部内科学皮膚科 教授杉田 和成
専門分野
皮膚免疫・アレルギー 皮膚腫瘍 皮膚病理組織学所属学会
日本皮膚科学会 日本アレルギー学会 日本癌学会 日本免疫学会 日本皮膚病理組織学会(理事) 日本研究皮膚科学会(評議員) 日本皮膚悪性腫瘍学会 加齢皮膚医学研究会 European Academy of Allergy and Clinical Immunology
2021年4月1日付で佐賀大学医学部内科学講座皮膚科の第3代教授を拝命いたしました。佐賀大学皮膚科は、1976年に佐賀医科大学が設立された4年後の1980年に開講しました。幸田弘先生が初代教授を務められ、梅毒や蛍光抗体法に関する数多くの先駆的な業績を残されました。1997年より成澤寛先生が第2代教授に就任されました。先生は、メルケル細胞、メルケル細胞癌の第一人者であり、お二人の偉大な先生方のお導きによって佐賀大学皮膚科の診療、教育、研究が発展してきました。
私は、2002年に産業医科大学医学部を卒業し、同大学皮膚科に入局しました。戸倉新樹先生(現在、浜松医科大学名誉教授)のご指導のもと、臨床、教育、研究に従事しました。その後、京都大学大学院医学研究科皮膚科学において、基礎免疫研究に従事する機会をいただきました。宮地良樹先生(現在、静岡社会健康医学大学院大学理事長、京都大学名誉教授)、椛島健治先生 (現在、京都大学教授)にご指導いただきました。2013年からSwiss Institute of Allergy and Asthma Researchに留学し、ヒト免疫・アレルギー研究に従事しました。2016年から鳥取大学医学部附属病院において山元修教授ご指導の下、免疫・アレルギー、皮膚腫瘍(とくに皮膚リンパ腫)、皮膚病理組織学を専門領域として診療、教育、研究にたずさわり現在に至ります。
私は、地域の皆様方に安全で高度な医療を提供するために、緊密な病診・病病連携を通じて佐賀県における皮膚科診療の向上に努めてまいります。さらに、充実した教育体制の整備を行い、患者さんの病態を深く考えることができる科学的素養を兼ね備えた皮膚科医の育成と学術面での貢献もできればと考えております。これからの佐賀大学皮膚科をどうぞよろしくお願い申し上げます。
2021年4月吉日
佐賀大学医学部内科学皮膚科 教授
杉田 和成